豊水の“みつ症”について

今季は天候不順により、「豊水」に“みつ症”という生理障害が多数発生しております。

“みつ症”は、「豊水」で特に発生しやすく、果肉内に水が入ったような透明な部分ができ、品質・日持ちが低下する障害です。発生している部分は果皮の表面の色がやや濃くなり、症状の進行したものは透き通ったようになります。腐っているわけではなく、そのままでも食べられなくはないのですが、味・食感がわるくなり、梨の本来の美味しさが損なわれてしまいます。

症状は時間の経過によって進行し、最終的には発生部分から腐ります。初期段階での判別が難しく、翌日・翌々日になって症状がでてくるものがあるため、どうしても発見が遅れてしまいがちです。宅配品の選定はとくに吟味して行っておりますが、それでも紛れ込んでしまう可能性があります。

発症しているものでも症状が軽微なうちであれば普通に食べられますので、是非ともお早めに召し上がりいただくことをお勧めします。購入したものや届いたもので、気になる場合は遠慮なくご連絡ください。

岡野果樹園TEL 0299-59-2490